誤解を招くため、タイトルを
【追記あり】煽り行為を受けるキラー側に非があるという考えに至った経緯
↓
【追記あり】煽り行為で判断を誤るのはキラー側の落ち度
に変更しました。
==本文==
まず、dbdにおける煽り行為というのを
・板を倒した後の屈伸やライト連打
だと定義します。
脱出が確定したゲート前での屈伸行為は、ゲームの結末(=キラーの査定)に関係しないので、今回は扱わない事にします(ただ、これは個人的には態度の悪い行為だと思います)。
サバイバー側は立ち回りとして、強いか弱いか怪しい板を倒した後は、
・キラーが板を割る→次のポジションに移行する
・キラーを板を割らない→現在のポジションで板グルを継続する。
の判断をする必要があります。
この「割るかどうか」の判断中、サバイバー側はセルフケアを持っていない場合、やる事がありません(大抵の場合、板前が最強のポジションであるため)。
この時に、屈伸をするのが一般に言われる煽り行為に該当すると思います。
この屈伸、実はゲームの結末に影響しません。なぜなら、屈伸していても棒立ちしていてもチェイス時間は同じなのです。
なので、「本来は必要のない行為」であり、それが故にキラーに煽り行為と取られる訳です。
ただし、これがゲームの結末に影響する場合があります。
それは、キラー側が腹を立ち、そのサバイバーを執拗に追ってしまう場合です。
dbdでは、1サバイバーをひたすら追い続けるという行為は、キラーが逆トラバサミを持つピッグであったり、「イタチが飛び出した」を持っている場合を除き、弱い行為です。
なぜなら追われているサバイバーは板の割られ状況を把握しており、明確にチェイスポジションからチェイスポジションに移行できるからです。板を2~3枚割ったところで次のサバイバーにターゲットを変えれば、そのサバイバーが偶然にも板がないポジションに逃げ込んでしまい、簡単にダウンを取れるという可能性があります。
本来、ゲームの結末に影響しない煽り行為に腹がたち、追う/追わないの判断を誤り、ゲームの影響に悪影響を与えてしまう。
これはキラーの過失といえるのではないでしょうか?
これに対し、「相手に不快な思いをさせるべきではない」という感情論での反論が考えられます。これは確かにそうです。ただ、1%でもゲームに影響を与えられる可能性があるのであれば、その行為を行わないのは「舐めプ」に該当します。
ですから、この主張はあくまで感情論に留まり、ゲーム性において煽りを否定するには至りません。あくまで「気持ちの問題」です。
もちろん相手も人間である以上、気持ちの問題は考慮してしかるべきです。
しかし、ルールの中で勝敗を決めるゲームというものの中で、気持ちの問題はどうしても二の次になるという現実があります。
「相手を不快にさせない為に、ゲームに負ける」というプレイヤーはまずいないでしょう。
この現状を踏まえ私は、「煽り行為は相手を不快にするため、すべきではない」という主張と、「煽り行為でキラーが腹を立て、判断を誤るかもしれない」という主張を比べた時、後者の方が説得力があると考える訳です。
屈伸という行為を禁止できない以上、屈伸による煽りを禁止する事もできないですし、キラーが挑発されない事が一番の解決法でしょう。
という訳で結論は、「確かに煽りサバイバーは不快かもしれないが、煽られて判断を誤るキラーが悪い。」となる訳です。
==追記==
色々な人から意見を貰いました。
現状、強い(赤帯)キラーの数が圧倒的に足りておらず、緑帯上位辺りから赤帯サバイバーとマッチする「ガバマッチ」が発生しています。
その上で、キラーが格下過ぎると、爆速で発電機が通電し、チェイス点や救助点が足りないという事が発生します。ここで査定を下げないために煽りを入れつつダラダラとチェイスし、点数を稼ぐ行為が問題視されているようです(当然)。
これはもちろんガバマッチが根本的な問題であるとはいえ、このような状況下における煽り行為は、キラー側からすれば「お前が下手くそだから煽られてるんやぞ」と感じて当然ですし、私の主張である「煽られるキラーが下手」は、そういった経験をした方を不快にさせてしまったと思います。
これについては、キラーの発電機防衛と同様に、サバイバーも脱出までの時間を評価するシステムを導入するなどしないと解決しないと思います。
==さらに追記==
どこまでが煽り行為であり、どこからが煽り行為でないかは人それぞれだと思います。
チラチラとキラーの視線に入る行為も、サバイバーにとっては勝率を上げるためのタゲ取りのつもりが、キラーからすれば煽りのように感じられるかもしれません。
あるキラーにとって腹立たしい事が、あるキラーにとってはそうでないかもしれません。
それ故に「煽り行為」でひとまとめにするのは良くなかったなと思うなどしました。