こんにちは、一之瀬です。
クトゥルフtrpgルールブック購入から4ヵ月、ついにセッションが100回を超えました。
まぁでも「クトゥルフ初心者です> <」は忘れない。
ちょうど上図の「危険期間」の中間辺りに達した訳ですね。
故に偉そうな事書きます。
まぁ先にここ読んだ方が良いかもしれん。
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「どうやってそんなシナリオ考えてるの?」とよく聞かれるんですが、
たぶん読書量の違いとかじゃないでしょうか?
別にアニメでも映画でも漫画でもなんでもいいんですが、
インプットが無いと何もアウトプットできないじゃないですか。
何か作品からヒントを得るってのは大事だと思います。
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まず一つアイデアが欲しいですね。
前提としてネットの海にはかなりの数のシナリオが落ちてます。
「館に行って化け物を倒す」なら、悪霊の家をやれば良い訳です。
しかし、「マンションに行くと全部屋にコービットがいる」なら、
悪霊の家ではできない事ができる訳ですね。(※極端な例です。)
有名なシナリオは大抵、他のシナリオにはない武器があります。
5部屋にCoCの要素を詰め込んだ「毒入りスープ」や、
独特の謎解きとどんでん返しのある「ラズベリージャム」など…
このようにまず他のシナリオにない唯一の要素を持たせましょう。
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次に考えるべきはエンディングです。
シナリオを「終わった!」と思わせるだけのラストは必要です。
というかこれクライマックスきてるな!ってわかるぐらいじゃないとね。
クローズドなら脱出で良いですが、
シティなら何をもって終わりとするか考える必要があります。
とりあえずラスボスを作っとけばいくつか伏線を拾い忘れても、
しばき倒せば解決する(大抵の探索者は納得する)のでお勧めです。
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そして導入を考えましょう。
「え?これ帰ってよくね?」「何すればいいの?」ってならないものにしましょう。
例えば
kp「あなた達は洞窟に来ました」
pl「はい」
kp「なんと洞窟には化け物が!」
pl「逃げます」
kp「いや倒して貰わないとシナリオ崩壊するんだけど…」
こういう事ですね。
普通に考えて見て気絶するような化け物を見て、準備無く殴りかかる馬鹿はいません。
故に導入は探索者にそこを探索する意味を与えるものにしましょう。
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導入とエンディングができれば残りは道中ですね。
まぁそこはノリでお願いします。
とりあえず薄っぺらいシナリオでも、SAN値が減るだけの「びっくり箱」を、
いくつか用意すれば緊張感を維持しつつシナリオ時間を延ばせるのでお勧めです。
あとはクリアに必須な情報は無条件で出すようにし、
あると有利な情報は技能で出す、ぐらいで小出しにしていけば良いかと。
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あと一番大切な事、テストプレイです。
これは本当に必要です。
募集する前に身内で一回は回しましょう。
そしてシナリオに穴がないか確認する訳です。
野良でシナリオの矛盾を指摘され、クソkpとして晒されるぐらいなら、
この労力は惜しまないようにしましょう。
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最後に、シナリオに固執しない事。
「せっかく考えたシナリオを崩壊させるplは悪だ!」ではなく、
「なるほどそういう事するのか!」とシナリオ崩壊を許可する事です。
まぁ崩壊したシナリオをアドリブで組み立てるのは難易度高いので、
慣れるまでは「ごめんなさいやめてください」でいいんですがね。
ただなんでも否定してたらplも面白くないよ、って事です。
自分のシナリオなんてチラシの裏の落書きだ、って思う心構えだけでもね。