答えは明確で、日本人ユーザーが求めているものではなかったから。
より正確に言うとプレイ動画で興味を持ち、そのようなプレイを求めるユーザーが求めているものではなかったから。
発売済みの公式シナリオをすべて遊びつくし、海外シナリオを翻訳してる人間が沢山いる私のタイムラインでは、未だに6版をプレイしている人はマジでいない。
そういうTLを見ると、むしろ「え?まだ6版プレイしてる人なんているの?」という感覚に陥るが、実際はそうではないらしい。
実のところ、7版はよりクトゥルフ神話trpgをプレイしやすくしたものであり、そうなるとクトゥルフ神話trpg以外のゲームを遊びづらくなるのだ。
ようするに、日本人ユーザーに一般にプレイされているものは、クトゥルフ神話trpgではない。
今現在、流行っている感動モノのシナリオ(いわゆるエモシ)や、秘匿HOを用いた対立型シナリオなどは、クトゥルフ神話trpgの想定外であり、極端な言い方をすれば「間違った遊び方」である。
もちろん、プレイヤー全員が納得すればどんなシステムでどんな遊び方をしても良いし、それを外野がヤイヤイ言う必要はない。
ただ、これらシナリオは、システマチックになったCoC7版では、遊びずらいのだ。
いわゆるシステムのガバさを使って魔改造してるもんだから、完成したシステムを渡されると破綻する。砂漠地帯でAK-47で戦っているようなところに、最新式の光学スコープを渡すようなもん。そりゃ壊れる。
こういったところで、ユーザーは7版をプレイしない。