同人シナリオの批判について

同人シナリオを買ったが、クソ程も面白くなかった。あるいは日本語やレイアウトが終わってて読めたもんじゃねぇ、という経験は誰でもあると思います。

この時、シナリオの批判をTwitterなどパブリック(誰でも見られる場所)ですべきか、という話です。

 

正直、個人的には批判はしてもいいと思います。

そもそも、名作というのは、数々の批判を耐え抜いて生き残ったものなのです。

シナリオに関わらず、あらゆるコンテンツは「面白い」という確証がありません。

その面白さやクオリティを保証するのは、対となる批判なのです。

 

そもそも批判は、必ずしも販促の妨げになるものではありません。

僕はよくSteamのレビューを書くのですが、例えばこの意見

f:id:dirge069:20200423184333p:plain

このレビューを見て、Civ6の購入を控える人もいるかもしれませんが、武力外交を含めた内政が好きな、すなわち内政特化ゲームが苦手なプレイヤーにとっては、むしろ魅力的なゲームとして映るでしょう。

 

シナリオは「批判」ではなく、「自分には合わない」とすべきだ、という意見も見ますが、個人的にはこれらを使い分ける必要はないと思います。なぜなら、全ての批判は一個人の主観であり、ある意味で自分とは合わないと同意だからです。

 

ただし、シナリオの批判からシナリオ作者への人格攻撃に移るべきではないですし、批判するにしろ何かしら得るものがある内容にすべきではあります。

よほど酷いものでない限り、「シンプルにつまらない」などと言うべきではないと思います。

また、批判された側も全ての批判を受け入れる必要はないですし、鬱陶しいならブロックすればいいと思います。

 

ただ、「批判すべきではない」という空気だけは作るべきではないです。批判の許されない環境というのは、「批判を生き延びた事によって明らかになる良作」すらも殺すからです。