共産主義とは何か その1「共産主義のはじまり」

Q.共産主義とは何か

A.よくわかりません

 

共産主義の定義については人によって違います.

共産主義者同士でも,共産性の違いで争ったりします.

どんなことでも,一言で表すのは難しいものです.

 

 

 

1.共産主義のはじまり

人類はみな,畑を耕して生活してました.幸せ.

王や地主がイキって税を絞り上げることもありましたが,

そのうちぶち殺されるので特に問題ありません.

 

ところが,18世紀の後半ぐらいにイギリスで「産業革命」が起きます.

そして,たくさんの工場ができます.

今まで畑を耕すだけで生きていけたのに,人は工場で働かないといけなくなりました.

 

え?なんで?となるかもしれませんが,

1,工場ができる.

2,工場産のモノは大量生産だから安い.

3,相対的に工場産でないものは割高になる(売れない).

4,農業で食っていけるか!!!

ということです.しょうがないね.

 

工場労働者の給料は農家に比べればかなり良かったです.

しかし… 給与は売上に対しては少なすぎました.

 

難しいですね.

ようするに,工場の持ち主が人件費を削ってたって話です.

 

工場ってめちゃくちゃ儲かるんですよ.

どのぐらい儲かったかというと… なんだかんだでイギリスが世界一の帝国になれるぐらい儲かりました.

そしてその大金の,ほんのごく一部しか労働者に支払ってなかったんですね.

 

ここで,2つの階級が生まれます.

金を使って金儲けができる「ブルジョワジー(資本家)」と,

自分の労働以外に売るものをもたない「プロレタリアート(労働者)」です.

 

この2つの階級の貧富の差はどんどんと開いていきました.

ブルジョワジー向けの店と,プロレタリアート向けの店がはっきりと分かれるぐらいには.

 

…そろそろ革命の時間では?

 

…あれ?

 

…革命が起きないぞ?

 

…イキって富を集めた奴は殺される運命なのでは?

 

革命は起きません.

 

今までは国王や地主といった,イキった個人をぶち殺せばそれで終わりでした.

しかし,今回は事情が違います.今回の敵はブルジョワジー「階級」なのです.

まさか,貧乏人が金持ち全員をブチ殺して回るなんて,そんな頭のおかしいことを…

 

これをしようとしたのが共産主義です(大嘘)

 

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一応言うと,マジで嘘ですよ.

ロシアは1991年まで,ソヴィエト連邦という共産主義国でした.

 

ソ連アメリカと敵対(冷戦)をしており,

日本はアメリカの属国友好国ですがら,間接的にソ連とは敵対してました.

 

当時を生きていた人からすればソ連は恐ろしい国だったそうです.

なので,共産主義=やべー考えというイメージが浸透し,

超絶極論で説明しようとする人がいるのです.

 

共産主義がヤバいかヤバくないかでいうと,そりゃまぁヤバいです.

でも,資本主義も完璧ではなく,クソな部分もあります.というかクソです.

正直,共産主義より少しマシ程度でしかありません.

 

話はそれましたが,工場の登場で貧富の差が開きまくりました.

ここで「イカんでしょ」と言ったのがマルクスエンゲルスです.

共産党宣言」を書いた筆者として,歴史の教科書に載ってますね.

 

彼らはこう言ったのです.

・貧富の差はカス

・じゃけん,工場の儲けは全員で山分けしましょうね~

かしこい.

 

工場の持ち主である資本家は,富をため込まずに労働者に配れと.

そうすれば,貧富の差は無くなってみんなハッピー

Q.でもそれ,ブルジョワジーがキレない?

A.労働者の方が多いから数で殴ればいけるやろw

かしこい.

 

これが共産主義の始まりです.

資本家を殺すのではなく,同じ給与にする.

ブルジョワジーという階級を消滅させる.

ここまではマルクスの理論は完璧です.

 

次回,共産主義とは何か その2「ガバガバマルクス」です.

そのうち書きます.